2009年8月26日
卵がもつイメージ
卵は生命、復活の象徴として、しばしば取り上げられる。例えばキリスト教の祭日である復活祭では、鶏卵を色とりどりに塗った「イースター・エッグ」を作る風習がある。
また、卵には「未熟だけれどもこれから成長の見込みがある」というイメージがあり、日本語では日常的に「学者の卵」とか「画家の卵」のように初心者、駆け出しの者を意味する場合に用いられる。この事情は英語でも似通ったところがあるが、やや侮蔑的な「青二才」の意味を持つので、むしろ「ひよっこ」(ヒヨコ)と語感が似ている。
さらに茹でた鶏卵の殻を取り除いた姿が白くつるつるしていることの連想から、時に官能的なニュアンスを伴って「卵の剥き身のような柔肌」などという言葉が比喩的に使われることもある。
生卵が非常に割れやすい事から、脆い物の象徴としても使われる。
卵は時に植物の種子と比較されるが,種子が最初から耐久的な構造を持つのに対して,卵はその場で発生をはじめるものである。したがって頑丈なものではないものが多いが、中には非常に耐久力を持つ例もある。昆虫の卵には越冬を卵で行うものがある。ミジンコやアルテミア、カブトエビなどは耐久卵という特殊な卵を持ち、これは乾燥しても休眠状態を維持する。そのため、これらの動物は生息する水域が干上がっても、泥の中で生き延び、再び水が与えられると孵化する。シノレビアス等の卵生メダカにはそこまで強くないものの、やはり乾燥期を卵で乗り切るものがある。
雌親はその種ごとに独自の方法で、決まった場所に卵を産む。卵を放出することを産卵という。海産動物には、一見無作為に卵を放出するものも多いが、より多くの動物では、何らかの基盤上、あるいは腔所に卵を産み付ける。このような産卵場所や産卵にかかわる行動は、親による子の保護の一面を形成している。さらに、産卵後に卵を守る行動などを示すものもある。
雌親が一度に産む卵を一腹(ひとはら)と呼ぶ。この卵の数を一腹卵数(クラッチサイズ)という。一般に、一腹卵数が大きいものは、個々の卵が小さく、小さいものは卵が大きい。これは卵の生存率と深く関わりがあると考えられ、r-K戦略説との関連で論議された。同様の問題は、雌親の産卵回数などに関しても議論がある。
卵という概念が確立したのは発生学においては実は非常に新しい。もちろん卵そのものは鳥や魚のそれとして古くから知られていたのだが、ほ乳類は卵から生まれない。サメやエイにも胎生の種があり、それらも卵は見られない。逆に昆虫の蛹は卵と考えられていた。従って、すべての動物の発生の起源としての卵という見方はなかった。
ウイリアム・ハーベーは胎生の動物の発生を詳しく調べたが、卵を発見することは出来なかった。しかし、類推からそれらにも卵が存在することを確信し、「すべては卵から」との言葉を残している。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
直径約100μm のウニの卵から、長径約 11 cm のダチョウの卵まで卵の種類は様々です。
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